【福岡市】給与計算アウトソーシングのメリットと確認しておきましょう｜LINK UPパートナーズ

給与計算アウトソーシングのメリットは以下の三点となります。

一つ目のメリットは経営運営上の安定化及びリスク軽減を図れるという点です。

従業員を雇用している場合には、必ず給与計算が必要となります。一言で給与計算と言っても、給与計算システムが自動で給与計算してくれるわけではありません。給与計算は結果として人が主体として行うものであり、専門知識を駆使して行う専門性の高い業務であります。

例えば、社会保険料（健康保険料・年金保険料・介護保険料）は月途中の退職の場合は給与控除はしないであるとか、月途中で定年退職し、継続雇用する際には新しい標準報酬月額を優先するなど、ケースバイケースで多種多様な制度や知識の熟知が必要となります。その為、給与担当者は専属となりがちであり、結果として企業や施設においては属人化してしまう場合がほとんどです。

属人化することは給与処理業務において様々なリスクが高めます。例えば給与処理担当者が急な退職や休職をしてしまい、給与処理が行えない場合はそれに該当します。その他にも担当者が適正に業務を遂行していることを確認する体制がなければ、最悪の場合は業務上横領等などのリスクも想定しておく必要があります。

このようなことから、給与計算をプロの業者にアウトソーシングしておくことは、経営運営上の安定化やリスク軽減について非常に有効な手段となります。

二つ目のメリットは業務の正確性が格段に向上するという点です。

経営者の皆様方はあまり意識されたことがないかもしれませんが、実は給与計算の業務はそれを行うスタッフの習熟度によって、正確性や迅速性が全く異なります。給与計算は非常に専門的な知識や制度を熟知しておく必要がある為、経験の浅い担当者が処理を行っている場合には、数年に一度くらいですが年金事務所が社会保険料についての監査に入った際、多数のミスが明るみになることが多々あります。

給与計算上のミスで非常に多いものは社会保険料（標準報酬月額）の計上ミスによるものです。このミスをしたまま給与処理を続けた場合には、社員の方々が傷病手当金や出産手当金の受給される場合はもちろん、将来に受取る年金額にも影響してきますので、決して間違いがあってはならないのが給与処理及び関連処理です。しかし、実際には数年に一度の監査時に数多くのミスが指摘されております。

このようなことから、プロの業者にアウトソーシングしておくことは、正確性を重要視する観点から非常に有効な手段となります。

三つ目のメリットはコスト削減につながる可能性が高いという点です。

アウトソーシングを行い、これまで給与計算を担当してもらっていたスタッフには配置転換等により、生産性の高い業務を担当してしてもらうことも選択肢としてあると思います。その他には他の業務で欠員補充が必要なタイミングで配置転換を行い、その業務を担当してもらうことも選択肢としてあるでしょう。給与担当者の退職などのタイミングで給与計算を外部へアウトソーシングを行えば、給与担当者が常勤スタッフであった場合には、その人件費のおおよそ６０％～７０％ほどのコスト削減につながります。もちろん、これまでの給与担当者は給与処理だけでなく複数の関連業務を行っていたはずですので、外部に給与計算アウトソーシングでは賄えない業務についてはパート雇用等を行うことになりますので総合的に勘案すれば、これまでの人件費の４０～５０％ほどのコスト削減を図れることとなります。

このように外部にアウトソーシングを行うことでコスト削減が図れる可能性が高いこともメリットの一つとなります。

上記で述べた三点が主なメリットとして挙げられますので、皆様の会社でこれを機会に給与処理や関連業務について、一度見直しをされてはいかがでしょうか。給与計算につきましては、プロに任せるほうが費用対効果や正確性、リスク管理の面から最も効率的且つ効果的と考えられますので是非ご検討されてください。